林業 植栽の手順

こんにちは!森乃山です。

木を育てていくうえで、植栽は始めの第一歩の作業として、必要不可欠のものです。

その植栽を間違えた手順で行えば、当然それ以降苗は育つことはなく、せっかく苦労して植えたのに全て枯れてしまうという悲惨な結果を迎えることになります。

そこで今回は、初めての人にでも植栽の手順をまとめましたので、ぜひ最後までご覧ください。

目次

1.苗の種類

2.苗の特徴

3.植栽の手順

4.まとめ

1.苗の種類

花にいろいろな種類があるように、木にもいろいろな種類のものがあります。

木の種類は主に杉などの針葉樹と、コナラやクヌギ、ケヤキなどといった広葉樹に分類されます。

植栽する前には、まずどんな樹木を育てたいのかを決めてから作業を行う必要があります。

そのためにも日本で主に生存する樹木の種類だけでも理解しておくことが大切となります。

【針葉樹】

杉の苗

【広葉樹】

コナラの苗

クヌギの苗

ケヤキの苗

2.苗の特徴

苗の特徴としては主に、葉の部分と幹の部分、そして根の部分の3つに分けられます。

葉の部分は、苗が動物と同じように酸素を吸収し二酸化炭素を排出したり、太陽の光と二酸化炭素を吸収し、酸素を排出して栄養を生み出す光合成をおこないます。広葉樹の場合は秋になると紅葉し、冬に向けて落葉します。

幹の部分は、将来的に木材として商品化する部分となる林業において最も重要な部分です。この幹の部分を太くし、強い強度に育つように管理していく必要があります。

根の部分は、樹木を支えるほか地中の水分を吸収する土台となる役割です。この根の部分がしっかりすれば、樹木の安定はもちろん、山の表土の安定にもつながり、土砂災害などの自然災害にも強くなります。

植栽の際は、根の部分をしっかりと土で埋めることが重要となり、根の部分が少しでも地面から出ていると、根が乾燥してしまい枯れてしまう原因となります。

杉の苗の全体

3.植栽の手順

では実際に苗を植栽する手順について、説明していきます。

植栽に必要な道具は畑でも使うような鍬を使用して行います。

①地被物が表土が出るまで取り除く

画像引用:太田市森林組合

まずはじめに、苗を植える穴を掘る場所の地表に生えている雑草や落ち葉などを取り除きます。これらの地被物を除去せずに穴を掘ると、その中に地被物も中に入ってしまい、そのせいで穴を埋めても中で空洞ができてしまい、うまく根を張ることができないからです。

②苗を植える穴を掘る

画像引用:太田市森林組合

次に苗を植えるための穴を掘ります。その際、掘り起こした土は斜面の下側に積んでいき、さらにその土を鍬の背の部分で叩き、平らな台を作ります。台を作るのは、苗木が成長するときに斜面であってもまっすぐに育ちやすくするためです。

③苗を植える

画像引用:太田市森林組合

いよいよ苗を植える作業になります。先ほど作った穴にしっかりと根の部分が埋まりきるまで深く埋めます。苗を埋める土は、斜面の上側の土を上から落とすようにして、上からかぶしていきます。

④土をかぶせた部分を足で踏み固める

画像引用:太田市森林組合

土をかぶせたままでは、苗が安定しないため足で踏み固めて安定させる必要があります。

そして最後に、最初に除去した雑草や落ち葉を踏み固めた個所の上にかぶせます。こうすることで、雨が直接当たらず地面が抜けにくくなるほか、苗の肥料にもなるため成長を促すことができます。

これらの手順を通して植栽を行い、通常は複数の苗を植えるのでひたすらこの作業を繰り返し行います。

植栽の手順についてぜひ動画でもご確認ください。

4.まとめ

植栽は、林業を始めるうえで最も重要な作業です。将来どんな山にするかによって、植栽する苗を見極めたり、しっかりとした手順で苗を植えないと枯れてしまうことにもなりますので、失敗しないためにも手順を理解して作業を行いましょう。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です